自由犬は天国へ行って黒い悪魔と化した。

昨日の最高気温は36.0℃。
毎日こう暑いと、当然社内では冷房を使っています。
暑い屋外から戻るとまるで天国のようです。



毎日、暑い屋外で過ごしている男がいます。
彼はどんなに屋外が暑くても、
昼間は自由を奪われたくないのです。
屋外であちこち動き回れる環境が大好きなのです。
屋内で静かにしてなきゃいけない状況に
自分が置かれることは、自由人として許せないのです。

いや、自由人じゃなく、自由犬な（笑


でも、さすがの自由犬でも
ここんとこの暑さはこたえるようで、
自由よりも涼しさを優先させる事態が起きています。

不自由な天国でくつろぐ自由犬。

夕方の散歩に行こうとすると
いつもだったら道路の方へ一目散のはずなのに、
猛暑のこの一週間ほどはすぐに散歩へ出発しようとせず、
会社の玄関前に座ってじーっと社内を覗くんです。
「行くよ」と言っても全然動こうとしません。
彼はこの時期、社内が冷房で涼しくなってることを
知っているんです。
子犬の頃ずっと社内で過ごしてましたからね。
天国がそこにあることを今でも覚えているわけです。
暑い散歩の前にちょっと天国へ寄っていきたいわけです。

ただ、やっぱり自由犬ですから、涼しい中で
ちょっと息を整えられればもういいんです。
10分ほど経つと、もう散歩に行きたくてそわそわ。

せっかく足を拭いて中に入れてやったんだから
もうちょっとゆったり過ごしてろよと私は思うんですが、
それ以上天国にとどめておこうとすると、
手持ち無沙汰になった彼の犠牲になってしまう者が
出てくるわけで。

すまん、スリッパくん（笑

この後、本当の天国行きになったスリッパくんを置いて、
黒い悪魔は涼しい天国を出発したのでありました。

南無〜（笑