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2015年7月18日土曜日

命のはかなさ、野生の厳しさをツバメから学ぶ。

巣から落ちてしまったツバメ。

彼だけの巣を作ってやって見守ってたんですが、
昨日かわいそうな結末となってしまいました。

おとといまでは、確かに親鳥が来てたんです。
それなのに少しずつ元気がなくなってきてたんで
心配だったんですが・・・


とにかく彼はあまりにも落ちすぎだったんです。
兄弟のいるこの巣から落ちて以降、
彼のために作った巣からも落ちる事十回以上。
落ちる、というよりももう自分の意志で
飛び出しているとしか思えないような回数です。

ろくに飛べるわけでのないので
そのまま地面にじっとたたずんでいるだけ。
その度戻してやってたんですが、そのうち三回は
うちの駐車場を出て、道路を渡って向かいの歩道
まで行ってましてね。
よく車にひかれなかったもんだと、彼の
「生きる運」に逆に期待するぐらいだったんですが・・・

結局、兄弟と比べてあまりにも小さい彼の体、
もう育たないと親は見放してしまったようです。
厳しいですね、野生って。



今朝、その道路を渡った歩道の脇にある
ちいさな木立の中に埋めてやりました。
真ん中の、三角の石が彼の墓標。
ここにいれば来年も、
帰ってきた兄弟たちに会うことができるね。





こういう事があると、
なんだか命ってもんが愛おしくなりますなー。


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