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2016年5月12日木曜日

他人の名言にそのまま乗っかってみる。「真の犬好きとは、犬がいなければその人らしい幸せな生き方が出来ない人間である」

今でも時々思うことがあります。
私の父がまだ元気だった頃に、この心優しい
人懐っこいラブラドールがうちに来ていたら、
父はもっと長生きできたんじゃないか、と。


前にも書きましたが、うちは
犬がいる期間がいない期間より長い家庭です。
改めて聞いたことはありませんでしたが、
父だって絶対犬好きだったはずです。
父にとって最後の犬となった柴犬のチビは
夜父と一緒に寝てたぐらいですから。

チビが死んだあと10年近くに渡って、
うちにとっては最長の犬のいない空白期間が
出来てしまいました。
そしてその間に、父は認知症が
どんどんひどくなっていきました。
もし父がまだ「普通」なうちにニコが来ていたら、

散歩したり、

話ししたり、

遊んだりして、精神的にもっと長く
健康に生きられたんじゃないかと思うんです。

残念ながら当時は、私に犬を飼うというところ
までの心の余裕がなかったので
まったくそこまでは気が回らなかったんですが、
そういう選択ができたんじゃないかなって
父が亡くなってから5年も経った今でも
ちょっと残念な気持ちが残ってるんです。



こんな記事を発見。

80歳を超えて再び犬を飼う 最期まで幸せに暮らせる仕組みを
 人はその人らしく生きている時が最も幸せで輝いている。真の犬好きとは、犬がいなければその人らしく、幸せな生き方が出来ない人だと私は思う。
まさにその通り。
いや、そこそこの犬好きだって犬がいないより
いてくれた方が断然幸せになれますよ。

 だから犬好きの人には、高齢になったからといって犬と暮らすことを諦めないでほしい。もちろん飼い主に先立たれて犬が不幸になることがあってはならない。人と動物が最期まで幸せに暮らせるような仕組み作りが必要だろう。
以前、犬と一緒に入居できて、飼い主が先に
逝った場合は責任持ってその後の犬の面倒も
見るという老人ホームが出来た
ってニュースを聞いたことがありましたけど、
そんなケースはまだまだ少ないですからね。
死ぬまで愛犬といられるっていう施設が
もっともっと増えればいいなぁって
これからどんどん老化が襲ってくるであろう
黒い犬好きの私としては思います(^o^;


 日本ではまだこれからの課題であるが、たとえ高齢者でなくとも、何らかの理由でペットと暮らせなくなることはありえる。それがペット自身の問題行動によることもある。 したがってペットには、人間社会でしあわせに暮らすための教育が必要であることを、すべての人に知ってもらいたい。子犬や子猫の頃から社会化をし、人や他の動物とコミュニケーションができるように育て、人に対する信頼感を育てておけば、万が一の時にも里親を見つけやすく、里親になった人も幸せに暮らすことができる。子犬・子猫の時期からの教育が常識となれば、高齢者のペットの飼育問題だけでなく、多くのペットにまつわる問題が解決しやすくなるだろう。
えーっと・・・。
すべての人や他の動物と、一方的にしつこく
友達になろうとするのは問題行動ですかね。
問題行動ですよね。
明らかに問題行動ですよね。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。 

うーん・・・。
社会化に失敗した飼い主として
犬より先に死なないようにがんばりまっす。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは。初めての投稿です。
専務さんと同じ黒ラブチョコ(女の子)のママです。
専務さんの様に透き通るような茶色い瞳の美人さんです(親ばかごめんなさい)。
このブログが始まった当初から拝見させていただいています。

もともと認知症気味だった実母ですが、今年に入ってから腰の圧迫骨折、それが落ちついたら左手首骨折。それに伴い、半端なく認知症が進んでしまいました。
今でこそ施設利用していますが、当初はうちで預かることが多く、私たち家族もずいぶん疲弊してしまいました。
昔母が飼っていたスコッチテリアの「デビ」ちゃんの名前を呼びますが、チョコがそばに行くと「帰りたい」と高ぶっていた感情もそれは穏やかに静かになっていきました。
「この子は、たくさん吠えないし、寄り添ってきてくれるからかわいいねえ」と笑顔も増えました。ただ、寝ているときに足元に乗られて、「重い。重い」と文句がでていましたが(笑)
認知症になると表情が乏しくなるんですよね。チョコといるとなんとなーく、表情豊かな母になったように思います。

代表取締役 さんのコメント...

こんにちは。初めまして。
始まった当初から見ていただいてるなんて・・・
変わった方ですネ(笑
このブログを見てくださってる方はうちの子自慢を
平気でする親バカばかりなので気にしないでください。
そもそも私がバカ親なので仕方ないっすー。

認知症の親を介護するってホント大変なことですよね。
うちの父はある時期から一気に症状が進み、ひどい状態に
なってからわずか3ヶ月ほどで他界してしまったので、
それほど長く悩まされることはありませんでした。
でも、私が一人で面倒を見ていたので、
後半はかなり疲弊してしまっていたのは確かです。

そんなとき、もしそばにニコがいてくれたなら、
私も、そして父ももっと救われたんじゃないかなって
思うんです。

アニマルセラピーっという言葉は、何か動物を人間の
癒しの道具のように扱うエゴみたいなものを感じて
あまり好きではないんですが、確かに犬や猫という存在は
犬好き猫好きの人間にとっては感情を穏やかにしてくれる
ものですよね。
表情が豊かになるというのは、家族としてはホッとしますね。

死ぬまで飼い犬と一緒にいられるという環境をつくるのは
なかなか難しいと思いますが、犬好きとしては早くそれが
普通の世の中になって欲しいものです。