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2015年1月14日水曜日

飼い主が犬より先に逝く場合を考えてみた。おちおち死んでる場合じゃなかった。

他人事とは思えないこの記事。

飼い主の高齢化を背景に、行き場を失うペットが増えている。東京都動物愛護相談センターが飼い主から引き取る犬と猫の4割が、飼い主の死亡や入院が理由だ。飼い主が自分亡きあとのペットの飼育費の管理を信託銀行などに任せる「信託」の仕組みが注目されている。

老犬介護について考えたことがあります。
犬の保険について考えたこともあります。
でも、飼い主(私)が先に逝った場合の事は
今まで考えていませんでした。

いや・・・
わかっていたけどあまり直視したくなかった
というのが本音ですね。
家族がある方は考える必要はないでしょうけど、
私の場合は一人と一匹暮らし。
もし私に何かあれば直面する問題なので
ちゃんと考えとくべきなんでしょうけどね。
ニコの寿命と私の年齢を冷静に考えると
まだまだ私の方が長生きする確率が高いので
あまり気に留めていなかった、というのが
正直なとこでした。

でも昨日この記事を読んで、
少子高齢化とペットブームが重なって
既に切実な問題になっている人がいるんだなぁ
って、何だか身につまされてきましてね。

人生何があるかわかりません。
突然私が病気になって入院したとか
事故で・・・とか、そんなことになったら
その後ニコはどうなるのか、誰が世話するのか。
それは確実に老犬介護とか犬の保険の問題以上に
飼い主として最大の心配事となるわけで、
もう気がかりで気がかりで。
おちおち死んでもいられんぞオレは(笑

奈良県の自営業の女性(60)は昨年11月、4歳の飼い猫モモのため、NPO「ペットライフネット」(大阪府)を介して信託会社と契約した。獣医師の診断などからモモの余命を12年とし、手数料を含め年約25万円で計約300万円を信託会社などに払った。何事もなければ毎年、預託金の一部が返還される。
ニコ家計簿を見直してみると、
一年にかかるニコの飼育費は医療費を除いて
約17万円弱。
とはいえ、記事にある猫の場合でさえ
手数料含めて年25万円払ってるので、果たして
大型犬の預託金はいくらになることやら・・・
ざっと1年分30万円とすると12年分で360万円、
35万円とすると420万円!
よんひゃくにじゅうまんえーん・・・

んー、
やっぱりおちおち死んでられんわー(笑




ニコの生涯飼育費200万円を目標にしている
飼い主の私ですが、自分が先に死んだ後も
彼を不自由なく過ごさせてやるには
その程度の出費じゃ済まされない、
という現実を思い知らされた昨夜。

そんな飼い主の憂鬱を知ってか知らずか、彼は
どうやら背中のマッサージを要求しているようです。
そうやって自由に要求できる飼い主がいるってことに
少しは感謝しろよ坊主。

これからは「生涯飼育費200万の男」に加えて
「預託金420万円の男」という称号をキミにあげよう。


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