大事な家族を失わないよう、おじいさんは細心の注意を払うべきだ。

小太りのおじいさんとそう若くはないであろう
ミニチュアダックスがおりましてな。
上田城跡公園に行くと時々会うんです。

このおじいさん、ミニチュアダックスには
ちゃんとリードがつないではあるんですが、
そのリードを手に持っていなくてですね。
おじいさんはよたよた、ミニチュアダックスは
ちょこちょこ、リードは地面をズリズリで
それぞれが微妙な距離で歩いているんです。

なぜミニチュアダックスがそう若くないと
判断できるかというと、勝手にそこいらを
ダッシュして元気に走り回るということが
全くないからなんですが、だからといって
リードを離すのはやはり良くないと思うんです。
この子が人や他の犬を襲うことはないでしょう。
でも心配なのはこの子自身の安全です。


昨日公園に行くと、この年寄りペアに遭遇。
おじいさんは後ろを歩く犬に注意を払わないまま
自分勝手に神社の境内の中へ。
犬も飼い主を無視して神社の向かいの堀沿いを
自分勝手に歩きっぱなしで、
ふたりの距離はどんどんと離れる一方。

このふたりのあぶなっかしいとこは
飼い主がいくら名前を呼んでも犬の方がまったく
反応せず、勝手な方向へ進んで行ってしまうこと。
で、距離が離れてしまっても飼い主はおじいさん
ですから、ちょこちょこ別方向に歩いていく犬を
追いかけても全然追いつけないんですな。
運良く犬が何かのニオイに興味を持って
その場に長く立ち止まっていてくれないと、
捕まえることが難しいんです。


昨日はニコに興味を持ったこの子が
しばらくニコと鼻を突き合わせていたので
おじいさんは近づいて来られましたが、
それがなければかなり離れちゃってたはずで
どうにもあぶなっかしいふたりなんですよ。

おじさん、リードは持ってなきゃダメだよ
ってさすがに私注意したんですが、
素直に反省しそうもないんだよなぁ・・・。

今まで大丈夫だったからこれからも大丈夫
って思ってるんでしょうけど、今までが相当
ラッキーだっただけだと思うんだよなぁ・・。
飼い主が追いつけないまま、もしこの子が
園内を走る作業車の前に飛び出してしまったら、
アヤシイ人に連れ去られてしまったら、
足を滑らせて堀に落ちてしまったら・・・。
おじいさん自身この子を失うことに
平気でいられるわけがないんですから、
私の余計なおせっかいを受け入れてくれると
いいんだけどねぇ。




庭に福寿草咲きました。

来週はもう3月です。