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2016年6月18日土曜日

幸せのありか。

私の廃屋解体ウォッチャーの仕事は
ほどなく終了となりそうです。

ラッキーのうちは残り三分の一に。

こちらの建物は、
 ↓

そして今朝、
建物は何一つ残らず解体完了してました。
なくなっちゃうと寂しいもんですね。
幸せを育んでいた場所だったはずなのに、
ある時住人が転居や死でこの地を去り、
長い間放置され、朽ち果て、
そしてとうとう跡形もなく消える。
なんだか無情ですなぁ・・・。




昨年ある建物が、上田の街から
忽然と消えて無くなりました。
その建物で営業していた会社が倒産し、
銀行の抵当に入っていたその土地・建物は
競売にかけられ売却され、跡形もなく
解体されたのです。

昨日久しぶりにその会社の社長さんに
夕方の散歩の途中バッタリお会いしましてね。
いろいろとお話をしました。
ぜーんぶ銀行に取られちゃったよーって
笑ってまして、既に完全に会社の整理は
終了したとのことでした。

今はバイトしてるそうです。
年をとったら年金で細々暮らしてくよ、って
さほど悲観的でもなくさらりとおっしゃるのが
倒産の修羅場を経験した人のいい意味での
開き直りの境地なのかなぁって思いながら、
しばらくお話してたんですけどね。

一体何が原因ですべてを失う結果になったのか
なんて事は怖くて聞けませんでしたけど、
「あとはオレの自己破産手続きが完了すれば
全部片付くよ」って言う社長さんを見てるのが
なんだかつらくなっちゃいましてね。
一時期は高級外車なんて乗っちゃって
かなり羽振りのいい人だったんですけどねぇ。

エラそうなことは決して言えませんが、
この社長さんに幸あれ、でございます。




ここに幸あり、でございます。

水の中にきっと幸せが隠れているはずだと
一心不乱に掘り出そうとする黒い犬。

もしくは、掘り出す作業自体が
この上ない幸せの黒い犬。

社長さんと私の長い立ち話の間、
暑い中じっと静かに待っていた黒い犬に
ご褒美の水遊び。


黒い犬と飼い主の幸せは、高級外車にではなく
タフブネの中にあるのだー。




そうそう、外車といえば・・・
以下明日に続く

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