何よりも優先される非常持ち出しは、
水でも食料でも携帯トイレでもなく、
犬です。
犬本体（笑
寝たきりの年寄りがいる家庭では、
さあ避難という時まずそのじいちゃん
ばあちゃんをおんぶするでしょう？
それと一緒です。
ところが、命からがら犬を持ち出して（笑）
同行避難したとしても、避難所の中には
なかなか入れないというのが、たぶん
現実だと思います。
特にうちは大型犬ですからね。
避難所ってのはあまりプライバシーが
確保できない空間ですからね。
近くにいたら怖がる人もいるでしょうし、
悲しいかなやはりトラブルの元になりがちです。
去年、自治会で避難所運営ゲーム（HUG）
ってのをやったんです。
これは、どういう人達が避難してきて
その人たちを避難所のどこに配置していくか
っていうゲームなんですが、
その中で「犬を連れた家族」がやってきた時、
私と同じグループで「避難所運営」をしてた
おばちゃんは途端に「だめだぁ、犬連れなんか
大勢のいる体育館なんかいれらんねぇさぁ」
と冷たく言い放ちましたからねぇ。
だから自分が実際に震災に遭って、
避難できる場所というものを考えると、
避難所の外、自分の自動車、
倒壊してようがしてまいが自宅、
という選択が至極現実的のような気がします。
ドッグフードは常に6kg常備してあります。
クレートもケージもあります。
でも、これをちゃんと持ち出せるのかは
震災の程度次第、運次第です。
そしてそれらをすべて持って行って、
他の人にかける迷惑が最小限だとしても
実際避難所に入れるか否かは
「他の人との感情の兼ね合い」
ってことになっちゃうんでしょうねぇ・・・。
震災時のペットとの同行避難って、
ある時点を過ぎると「たら・れば」の
仮定だらけで結局計算できなくなるわー。
そんな頭の中での堂々巡りが始まった時
見つけたこんなお話。
この先生マジですごいわ。
【熊本地震】ペット連れ被災者200人超受け入れ 動物病院が学んでいた「3.11の教訓」とは
こんな獣医さんがうちの近所にも
いてくれるといいんだけどなぁ・・。
幸せなことなんだよね。
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