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2016年2月16日火曜日

老人介護についてマジメに考えてみた。考えていた場所は老人だらけだった。

おおぉぉ


私と同世代の人たちは、みんなそろそろ
親の介護をし始めるようなお年頃です。
現在、介護で苦労している、
というような友人はまだいませんが
親はみんな80才前後のはず。
いつ介護が始まってもおかしくありません。
施設に預けるったって、今日頼んで今日OK
なんてことは絶対にありませんから、
多かれ少なかれ自分で親の面倒をみる覚悟が
必要となってきます。

私は既に両親がいませんからお気楽です(笑
母は30年前、「老人」になるだいぶ前に、
父は5年前、リッパな老人(86)になってから
亡くなりました。
介護らしい介護をしたつもりなかったんですが、
最後の2年ぐらいは父と一緒に暮らして身の回りの
世話をしていたんで、今考えるとあれはやっぱり
「介護」だったんじゃないかなぁと思います。

耳が遠くてね。
おまけに補聴器つけるの嫌がるもんだから
こっちの言うことがなかなか伝わらなくて、
本当にイライラすることが多かったです。
本人はいいですよね。
こっちの苦言なんて聞きもしないで
好き勝手なことやってりゃいいんだからさ。

最後の1年は認知症も出ていました。
特にそれが顕著になったのは最後の3ヶ月。
救急車で運ばれて病院に入院してからでした。
でもその症状は徘徊とか暴力とかではなく、
昔のことをさも現在進行形のように話すような
ものだけだったので、私はその父の妄言を
むしろ楽しんで聞いていたのでした。



ぉぉ・・ぉ・・・

この時はなぜか声の大きさ小さめ長さ短めの
遠慮がちな遠吠え。
今までは完全上向いて鳴くぐらい
全力の遠吠えで救急車を見送るのが
当たり前だったのに・・・。
楽しやがったなテメエ(笑



私のしていた「介護」なんて
きっとかなり楽なものだったと思います。
毎日介護に四苦八苦している方は、遠慮せず
ちゃんと気分転換できる時間を取りましょうね。

介護って、いつか絶対終わるんですよねぇ・・・。







ってなことを、年金支給日の銀行ATMにできた
いつまでも終わらない大勢の年寄りの列の後ろで
イライラしながら考えていた2月16日(笑


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