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2016年7月21日木曜日

生きている者は必ず老いや病に襲われて最期を迎える。看取る側でも看取られる側でも、その覚悟なんておいそれとできるもんか。

朝の散歩の途中、毎日のようにすれ違っていた
シェルティーがいたんですが、
ここんとこ全く会わない日が続いていました。

すれ違うたびニコに激しく吠えるような
牧羊犬としてとても優秀な(笑)
元気いっぱいの犬だったし、いつも颯爽と
歩いていてさほど年寄りにも見えなかったので、
散歩の時間を変えちゃったんだろうって
さほど気にもとめていなかったんです。

ところが昨日、飼い主さんが
ひとりで散歩してるのを見かけまして、
思わず声をかけてしまったんです。
相棒はどうしました?って。

「具合悪くて寝てるんだよ」
って返ってきた答えにびっくりしましてね。
どうして?って続けて聞いたら
「だってもう14歳だからね」とのこと。

そうか。
元気そうだったけどもう14才だったんだ。
今どういう状態で寝ているのか
詳しくは聞けませんでしたが、
きっと家族で介護していることでしょう。
シェルティー自身も散歩に行けなくて
つらいでしょうけど、何よりも飼い主さんが
毎日気がかりなことだと思います。

私は病気の犬を介護した経験はありますが、
老犬介護をした経験はありません。
病気の犬を介護するのはもちろんつらいものですが、
老いて動けなくなってゆく犬を介護するというのは
一体どういうものなんでしょうか。
実感としてよくわからないんですよね。
老いは病気じゃないですから、薬の効果によって
元気だったり具合悪かったりなんてことはなく、
日々まったりと老いが進む犬と寄り添っていく
という感じなんでしょうかね。

あなたの愛犬も避けられない~高齢犬介護の基礎知識
(YOMIURI ONLINE)



この4才のラブラドールが初老を迎えるのは
5年後ぐらいでしょうか。
社長はん、牛乳はまだかえ?

おじいちゃん、今飲んだばっかでしょ。

ここで大事なことは、方針を決めたら迷わないことです。人はどんなに介護しても、ああすれば良かったのではないか、犬はどんな気持ちだったんだろう、と少なからず後悔するものです。そのときには、自分に言い聞かせてください。自分が選んだ介護の仕方、見送り方は、愛犬にとって最善の選択だったのだと。十分にお世話をし、心の準備をして見送れば、ペットロスに悩むことも少ないでしょう。

そう言われても、
30年前に母、5年前に父、そして
病気で苦しんだ柴犬のチビの最期を看取って
いまだに後悔で寝られなくなる夜がある私は
結局割り切ることなんて出来やしないだろうなぁ
って悟っています。




このおばあちゃんはまだまだ元気だなぁ。

なんか若造を叱ってるように見えるね(笑

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