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2014年8月13日水曜日

早朝の怪談 〜おっさんは精霊馬に乗って〜

今朝、散歩を終えて会社に着いた途端
ひとりのおじさんが前を通りかかりまして。
初めて見る顔で近所の人ではないと思うんだけど
服装は軽装で、すぐそこから歩いて来たって感じ。
話をしてみてもなんだか近所の事情にかなり明るくて。
ちょっと謎。


「ほー、いい犬だなぁ。毛なんかツヤツヤじゃねぇか」
あぁ、ありがとうございます。

「この犬ぁ、頭イイだよな。オレ知ってるだ」
あぁ、そうですね、ハイ。

「オレは今11匹犬飼ってるだよ」
え、そうなんですか11匹も?

「人に預けてるけどな」

飼ってねーじゃねぇかよ!
(これは心の叫び)


「オレの言うこときくかな」

そう言うとニコにずんずん近づいて来て
好き勝手に遊びだして、そのうち命令し始めました。
様子を見ているとそのおじさん、
確かに犬の扱いには慣れているようなんですが
まあとにかく声がデカい。異常にデカい。
悪い人ではなさそうなんですがデリカシーがない。

午前6時前、街中に響く「ダウン!」の声。
朝なんでもうちょっとお静かに、なんていう私の忠告
聞こえてんのか聞こえてないのか聞こえないフリなのか、
その後も「ダウン!」の連呼。
声の大きさに戸惑いながらも付き合うニコ。

こういう人、一番苦手だオレ・・・


「うちには秋田犬がいるんだけどな。今300万円だ」

知らん!
っていうかそれ、いつ誰の評価だ?おっさん。
人んちの飼い犬を300万に評価するヤツもどうかしてるぞ。


10分ほど一人で大騒ぎして、おじさんは帰っていきました。
疲れました。もう二度と会いたくありません(笑
ニコも相手させられてかなり疲れたようで
その後しばらく寝転んでましたよ。




さて、今日は迎え盆です。
行こうか行くまいか迷ってたお墓にももう行ってきました。
さあ、ご先祖さまが帰ってきますよ。





近所の事よく知ってるけど、私が顔に見覚えないってことは
もしかして、あのおっさん・・・

帰って来た近所のご先祖さま・・・
きゅうりの馬に乗って・・・

(((((;゚Д゚))))ガクブル




ごめん
馬、さっき食っちゃったけどな(笑



なのでお帰りは、なすの牛でどうぞ。

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