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2014年11月13日木曜日

犬との出会い、命の重さが「手軽」過ぎるんじゃないかってちょっとまじめに考えた。


人口12万のこんな小さな街、上田市でも
子犬を売っている場所は
アリオ、イオン、カインズ、ペットショップ2軒。
私が知っているだけでも5つあります。


命を買うの、あまりにもお手軽過ぎません?

昔は犬を飼っている人のところに行くか
獣医さんに頼むしかありませんでした。
そうしてやっと、うちに子犬がやってくるわけで、
だから犬を飼うってことは、迎えるその時点で
家族ひとりひとりに対して
重大な決意、覚悟を要求されることだったのです。



最近よく聞く、くそ忌々しい
犬の死骸大量投棄のニュース。
東洋経済オンラインに、それを弁護士さんに聞いて
法的に考えている記事がありました。

河川敷の大量死骸…子犬工場は罪に問える?
「動物の死体は、一部の例外を除き、廃棄物処理法上の『一般廃棄物』に該当します。犬の死体を捨てたのであれば、いわゆる不法投棄として廃棄物処理法違反となります。今回のケースで、警察は廃棄物処理法違反で捜査を進めているようです」
「生きている状態の犬を捨てると、捨てた場所や状況によっては、動物愛護管理法の動物遺棄罪が成立します。ネットでは、犬をモノ扱いせず、動物遺棄罪で捜査すべきとの意見が散見されますが、警察は初動段階の事実関係から、そうした形で捜査を進めているだけで、最終的な判断ではないでしょう」
犬の死骸は廃棄物なんですよ。
犬の飼い主としてはやっぱり違和感があるんですが、
今の法律では仕方ないんですね。

そして弁護士さんは最後にこう指摘します。
「命ある動物は、単なる『モノ』とは違い、大量生産・販売・消費のシステムにはなじみません。このような考え方が社会に広まるにつれ、ペット販売の法規制が強まってきました。その結果、従来のビジネスモデルは通用しなくなっています。こうした流れに付いていけず、事業が立ち行かなくなった繁殖業者は、ペット用品の販売などに転換するか、ペット産業自体から撤退することも現実的な選択ではないかと思います」
ショッピングモール、ホームセンターで
犬ネコ・ペットを絶対売るな、とは言いません。
でも、手軽に手に入れたモノって
結局扱いがゾンザイになりがちでしょ?

単純にモノと同列には語れませんが、
子犬との出会い
そしてその命を家族として迎い入れるのは
もっと「特別なこと」であっていいと思うんですが・・・
いかがでしょう。




そして今、
長野市のご家庭から上田にやってきた
この黒い犬の存在は、「特別」な時期を過ぎて
もう「日常」になりました。

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