彼はおせんべを投げてもらって
それを空中キャッチするのが得意でした。
ある時、私はいじわるをしました。
おせんべの代わりに
レモンのスライスを投げたんです。
パクッと、いつものように
得意げに空中キャッチしたケン。
着地した後、なにやらものすごく
ムズカシイ顔をして、くわえたレモンを
地面にペトっと落としたんです。
そしてそのムズカシイ顔のまま
私をうらめしそうに見るんですな。
私も意地の悪いヤツでして、
その顔が面白くてもう一回
おせんべを一度見せてからまた
レモンを投げて・・・
パク・・・
ペト・・・
ジー・・・
今考えると我ながらなんてヒデェこと
しやがるんだと思うんですが、
その時のケンのなんとも言えずかわいい、
神妙な顔は今でも忘れられません。
昨日、ハフポストにこんな記事。
犬は、自分をだまそうとする人の心を見破ることができる
犬は、人間のことを理解する優れた力を持っている。人間が命令する声を理解できるし、何かを指差せばそれが何を意味しているかを、チンパンジー以上に理解できるという。また、最近は犬は人間の顔の表情まで読み取れるということも分かってきている。
そして今度は日本の研究者たちによって、「人間が犬をだまそうとすると犬にはそれがわかる」ということを示す新たな研究結果が発表された。
実験の方法は次の通り。まず実験の第1段階で、人間がおやつの入った食器を指差す。これは犬にとって「良いアドバイス」だ。そして第2段階では、犬に両方の食器を犬に見せた後、今度は空の食器を指差す。その後第3段階で、第1段階とまったく同じように、再びおやつの入った食器を指差す、というものだ。この実験の結果、第1段階と比べて第3段階では、犬たちが人の指差しに素直に従わない傾向が明らかに強かった。これは、人間が犬をだまそうとすると、犬はそれに気付いてその人をあまり信頼しすぎてはいけないと学ぶことを示唆している。
その後しばらくの間、ケンは
空中キャッチをしなくなりました。
投げてもそのままキャッチせず、
下に落ちたものの匂いを必ず一度嗅いで
確認してから口に入れてました。
もうこのガキは信用できねぇ
って学んだんでしょうね(笑
さて、
黒い犬がそろそろクサくなり始めてます。
風呂でさくっと洗わなきゃいけない時期に
来てるんですが、最近彼は
飼い主が自分を丸洗いしようとしてることを
微妙に察知して逃げ回ります。
近日中にどうにかだまして
彼を風呂場に引きずり込まねば。
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