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2014年10月8日水曜日

黒い犬が追求者だった場合の葛藤を想像してみたよ

ノーベル物理学で沸いている世間とは全く関係ない、どこかで見たような心理学のお話なんですが、例がラブラドールだったので思わず読んでしまったウォール・ストリート・ジャーナルのこれ。

意思決定の仕方で分かるあなたの満足度
 筆者は先週、夫婦間の微妙なやりとりを目撃した。筆者の妹レイチェルと彼女の夫は赤毛のラブラドールレトリバーの子犬に名前を付けようとしていた。
 レイチェルは何時間もかけてインターネットで候補名を探し、友人と家族に意見を聞いた。何日か後、まだ数十の候補名が残っていた。バレンチノ、フォンジー、ホールデン、シンバ、ブランディ・ジュニア(子供の頃飼っていたスパニエルの名前にちなんだ)、それにオリビア・ニュートン・ジョン(理由は聞かないで下さい)だ。
 最後に、レイチェルの夫であるJJが話に割って入り、「ジミーと呼ぼう」とあっさり言ったのだ。
 心理学の研究者たちは、人々の意思決定の仕方を研究し、基本的なタイプが2つあると結論付けた。「追求者(maximizer)」は物事を選択する前に時間をかけて幅広い選択肢を検討するのが好きなタイプで、あらゆる可能な選択肢を検討する場合もある。一方の「満足者(Satisficer)」は完璧さよりも迅速さを好む。つまり、最低限の基準を満たす選択肢の中から早急に選ぶ方が好きなのだ(「satisfice」は「satisfy=満たす」と「suffice=十分な」とを融合させた言葉だ)。
 「なぜ選ぶたびに後悔するのか(The Paradox of Choice)」の著者であるスワースモア大学(ペンシルベニア州)のバリー・シュワルツ教授(心理学)は、「追求者は最上のものを、満足者は十分に良いものを望む人たちだ」と述べる。

んー。ニコの名前を考えた時は確かに私は追求者でしたね。でも、じゃあどんな選択でも私は常に追求者かというとそんなことはないわけで、やっぱり大半の人はこのふたつの中間のどこかに入るんだそうです。
そもそも、常に満足者だったらまわりから信用されなくなるだろうし、常に追求者だったら友達いないでしょうねぇ。


おそらく地球上にいる犬の全てが満足者だと思いますが、もし彼が遊び方の追求者だとしたら・・・

今日はどっちで遊ぼうか。
コロコロ転がっておもしろいボールか、
噛み心地最高のロープのおもちゃか。

転がすと最高におもしろいよな、ボール。
ロープの歯に挟まってくる感覚たまんねぇぜ。

さぁどうしようどうしよう。
ボールを転がすか、ロープを噛むか。


よし、今日はボールを噛もう!

うひゃー

おもしれー



・・・





しまったー。ロープ噛んだ方がやっぱ楽しかったカモ・・・


 シュワルツ博士は「追求者は全ての選択肢を試すことができず、ある段階で選ぶことを強いられるため、後悔しがちだ。追求者は良い選択をして、それを悪かったと思い、満足者は良い選択をして、それを良かったと思うのだ」と話した。

ぜひ、ウォール・ストリート・ジャーナルでご一読を。
ラブラドールの名前については意外なオチがありましたよ。

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