介護は孤独。誰かがしっかり評価してあげないといけません。

最近、同級生の親御さんが認知症になった、
亡くなったという話が多くなってきています。
みんなそういう歳になってきたということ
なんだと思います。
幸か不幸か私の場合、母は30年以上前に
父は6年前に他界していますので
今はひとりで気まま気楽に生きております
（笑

ただ、父が認知症になり始めた時は
本当に辛かったです。
相談する人もなく、世話するのも私ひとり。
兄弟はいましたが姉は遠くに住んでいて無理、
兄はその時期実家に寄り付かなくなっていた
ので本当に孤独な介護でした。

父が亡くなった時、火葬場で火葬が始まる
直前になって、私は突然嗚咽が止まらなく
なりました。
人目もはばからず大号泣。
自分でもなぜそんな自分の感情を
コントロールできない状態になったのか
その時はよくわからなかったんですが、
あとになってなんとなくその時の自分の
気持ちがわかってきました。
認知になって死に至った父がかわいそう
だったというのももちろんありますが、
それよりもきっと「悔しかった」んだと
思います。
自分ひとりで世話をしてきて
誰も助けてくれず、そして
誰も評価してくれなかったことが。

父も認知でもちろん私を評価することなく
死んでいってしまったので、きっと
こんちきしょー気楽に死んでいきやがって
ってキモチがあったのかと（笑
一生懸命介護した自負はありますが、
それを誰かに評価してもらえないと
人間ってーのはなかなか精神的に
満足できない生き物なのかもしれません。




縄文の犬は人間と一心同体　最古の埋葬犬分析

昨日夕方は雨にも負けず散歩。

ニコの世話なら誰にも負けない！
と私は常々思っていますが、果たして
ニコ自身は私を飼い主としてどう
評価してるんでしょうかね。

考えるまでもなくニコにとって
飼い主は私ひとりで、比べるものが
ありません。
父と一緒で、最後に彼がありがとう
とお礼を言ってくれる訳でもありません。
ニコが死んだ時、私が嗚咽していたら
それはきっと、父が死んだ時と同じ
理由なんだと思っていただいて
間違いないと思います。
そもそも人間というものが認証要求が
強い生き物なのか、それとも
私がことさら強い人間なのか・・・。

ともあれ、一生懸命親の介護をしてる
友人たちはしっかり評価してあげたい
と思います。