5年ほど前まで、うちの会社には
庭と道路を隔てる塀がありました。
実は私、かなり前からこの塀が
倒れたら危ないなぁと思っていました。
この塀は会社の建物と同時期、
もう40年以上も前に作ったものです。
中に鉄筋など入っている様子もない上に
素材の大谷石は既にあちこち風化して
崩れ始めていました。
会社の前は通学する小学生も多く、
もし通学時間に地震でもあって
塀が倒れるようなことがあったら
とんでもないことになるな
という危機感が年々増していたんです。
幸い東日本大震災の時は倒れることなく
済みましたが、何とか早いうちに撤去する
機会があればと考えていたんですが、
5年前ちょうど会社の駐車場拡張の必要が
出てきて庭を潰すことになり、それに
合わせて塀も撤去という運びになりました。
今回の高槻市のニュースを見て
ゾッとしたのはいうまでもありません。
あの痛ましい事故は、間違いなく周りの
大人の判断の甘さが引き起こしたものです。
こんな機会ですから今一度、大人たちは
身近な建築物の再点検をお願いします。
城が築かれた土地に大きな地震は来ない、
なんて昔から結構まことしやかに
言われておりますが・・・。
熊本城の例もあるし、安心はできませんぞ。
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