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2017年12月23日土曜日

犬の飼育頭数が猫を下回ったことは、むしろ良いことなんじゃないかと。

今朝、以前散歩の途中よく会った
おばあちゃん犬の飼い主さんに
久しぶりにお会いしまして、
10月30日にそのおばあちゃん犬が
天国に行ってしまったことを
聞きました。
ニコと会うようになった時には
既にヨロヨロゆっくり歩くほどの
老犬でしたが、吠えることもなく
じゃれることもない、おとなしい
おばあちゃんでした。
17才だったそうです。

私の胸の中で息を引き取ったんですよ
という飼い主さんは寂しそうだった
ものの、ちゃんと最後まで世話できた
という満足感も感じられて、
私も飼い主としてこうありたいなぁ
と思ったのでした。



ペットフード協会の今年の全国犬猫飼育
実態調査がこんな結果に。

ペット数、猫が犬を初めて逆転 飼い主の数は犬が多数

猫よりも犬を飼う方が負担が多いとか
住宅事情、生活環境の変化とか、
ブリーダーの減少とかが原因だそうな。
個人的には、犬の飼育頭数が減るのも
ブリーダーの数が減るのも、結果的に
世話ができずに放置されてしまう犬や
殺処分されてしまう犬が減るので
良いことだと思います。


犬の飼育数減「尋常でない」 目立つ50代の減り幅
協会が注目するのは、50代の飼育率の低下。5年前は2割が犬を飼っていたが、今年は4・6%減の15・4%で、全年代の中で最も減り幅が大きい。犬の平均寿命が14・19歳まで伸びている中で、高齢になり飼育が難しくなった時への対応から二の足を踏むケースもあるとみられる。
ペットフード協会としては、
猫よりもフードを多く食べてくれる
犬の減少は深刻な問題でしょうけど、
50代が犬の飼育を躊躇するのは当然。
自分が初老を迎えるのと犬の介護が
始まるのが同時期になるんですから
無理もありません。

実は今の私だって少々危なっかしく
綱渡りをしているような状態なわけで、
もし現時点から犬を飼い始めるか
と問われれば、答えはNOです。


今うちの大型犬が既に5才だからこそ
なんとかなりそうなわけで、これから
寿命が大型犬より長い小型犬を飼う
なんてことも、自分の体力が落ちていく
のに力のある大型犬を飼うなんてことも
無責任極まりないことですからね。



世話をするのは当然のこと。
そして飼い主の最後にして最大の仕事が
看取ってやることですから、
それができなきゃ飼い主になっては
いけないのです。

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