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2018年3月29日木曜日

苦々しい思いをしながら、地方都市上田の将来を想っておにぎりを食う。

この時期ふきっ玉のてんぷらとか
ふきみそとか、美味しいですよねぇ。
ふきを美味しいと思うようになったら、
間違いなく年寄りの階段、結構上の方まで
登ってますよねぇ(笑

ただ、さすがに
これは苦味が前面に出過ぎちゃって
うーんって感じです。




私の自宅は、すでに築40数年です。
住んでいる3階は6年ほど前にリフォーム
してきれいにしたんですが、建物自体は
いろいろなところにガタが来ていて、
この10年のうちに屋根も壁も何か
手を打たないとマジでヤバイんです。
前に一度どれぐらいかかるのか見積もりを
出してもらったんですが、残念ながら(笑
数百万かかりましてな。
とても簡単には出せない金額でした。


上田市の中心市街地にはうちなんかより
もっともっと古い建物が並んでいます。
商店が多いんですが、果たしてこの店主達は
跡取りもいない中で老朽化する建物をこの先
一体どうしていくつもりなんでしょうかね。

上田商工会議所が中心市街地の空き店舗が
今年4軒減って33店舗になったって発表した
ようなんですが、それでもまだ33店舗も
空き店舗があるわけで、現状は決して
楽観できるようなもんじゃないんですよね。

中心市街地にはもうすぐ出来上がる
マンションがあるんですが、これは
人気があってもう完売です。
ここ数年、中心市街地にはマンションが
何棟も建設されて、人は戻ってきている
と思うんですが、じゃあその勢いで
中心商店街に活気が戻ってくるかというと
それは甚だ疑問なわけで。


私の自宅に話を戻しますが、
見積もりを出してくれた建築屋の兄ちゃんが
こんな提案をしてくれました。
数百万円をかけて建物全体の修繕をするのも
いいですけど、もしこの建物を買ってくれる
人がいるのなら、この状態のまんま
少々安くても売ってしまうのもアリですよ
って。
今のところ私の跡を取ってこの建物を
管理していけるような人間はいないので、
当然そんな選択肢も現実的に考えなければ
ならないなぁって考えています。

これはあくまでも聞いた話を聞いた話。
数年前、ある大企業が中心市街地に新しい
長野本社を建てるために数件の商店の店主に
具体的な金額を提示して土地の買収を
打診したそうです。
しかし、いずれの店主も答えはNO。
先祖代々受け継いできた土地を譲るわけには
いかない、と返事したそうです。
果たしてそれが正解なんでしょうかね。
親が頑なに守ってきた家をその親が死んだ
途端、都会に住んでいた子供がとっとと
売り払ってしまった、なんて事例を身近で
見てしまった私は、本当にその答えでいいの?
って思うんですけどねぇ。
まあ、10年後ぐらいには明確に答えは
出ているでしょう。

ちなみにもし私に家を売ってくれって
話が来たとしたら・・・。
速攻売って、どっかの安アパートで
暮らしていくわいっ!
って言いたいところなんですけど
うちには黒い犬がいるからねぇ。
犬が飼えるアパートなんて家賃それなりに
取られるし、だったら自宅を売らない方が
・・・なんて、自分のこととなると途端に
歯切れが悪くなる私(^o^;

こういう話、苦々しい思いで聞いている人
大勢いると思いますけど、今のうちに
本当に真剣に考えないとニッチもサッチも
行かなくなる日が近い将来絶対来ますよ。




書いてて自分が一番暗澹たる気持ちに
なっちゃったので、明るい話題で締めます。

上田高校のお堀の桜は、毎年上田城跡公園
より早く咲くんですが、それでもまだまだ
つぼみ状態。

って思ったら
幹のところから生えてるつぼみはもう
咲いちゃってました。
ここ2、3日の異常な暖かさで一気に開花が
進みそうです。


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