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2021年10月20日水曜日

室内飼いが当たり前になって医療も充実して専用火葬場もできて、そして初めて犬は家族になった。

時々忘れるんですよね。

彼が犬だってことを。


朝7時。
気温がまだ10℃にもなってないのに
二階の庭のコンクリートの上で寝ている
ニコさんを、寒くないのかと心配して
しまう私。
別のところにちゃんと厚めのクッション
を敷いておいたのになんでそっちで
寝ないんだよと思ったものの、そうだ、
高級毛皮を着た彼にはこのぐらいの気温
がむしろ過ごしやすいんだよなーって
ようやく気づくボケた飼い主。
一緒に家の中で生活する時間が多いので
ふと彼が犬だってことを忘れてしまう
ことがままあるんですよねぇ。

あ、ごめんごめん、シャッター音で
起こしちゃったね。



外飼いが多かった昔は、こんな感覚持つ
飼い主は少なかったんじゃないですかね。
ペットは家畜の延長上で、今のように
ペットは家族っていう概念がなかった
のは致し方ないような気がします。
考えてみたら、私が子供の頃は獣医さん
も家畜の診察してる人がついでに犬も
診てるって感じでしたから。
実際、子供の頃うちの犬を診ていたのは
コンクリート打ちっ放しの冷たい部屋に
冷たい大きめの平机置いただけの獣医
でしたから。
ケモノ臭かったなぁ。
その獣医の光景を思い出すとその臭い
まで思い出すんですよねぇ(;゚〜゚)
今だったら絶対誰もいかないです。
こんな暖房も体重計兼ねた電動の診察台
も検査設備もない、自分の経験だけが
頼りの獣医なんて。
でも当時は選択肢がなかったんですよね。
そもそも市内に獣医なんて2、3軒しか
なかったんですから。

そうだ。
昔は火葬もできなかったんですよ。
市営の火葬場にはペット用のものがなくて
ゴミ焼却場に持ってくしかなかったんです。
あー思い出さないほうがよかった・・。
うちの犬、私が物心ついたあとだけでも
三匹は最後にゴミ扱いされてこの世から
消えてしまってるんですよ。
思い出すと今でもすごく悔しい・・・。


生活環境が変わり、医療も充実して
犬の寿命は飛躍的に長くなりました。
ペット用の火葬場もちゃんとできました。
生まれてから死ぬまで、犬がしっかり
家族であり続けられることに深く感謝
しつつも、この時まだ朝の7時過ぎ
だったので、ニコさんにはおやつも
あげずにほったらかして仕事に戻った
飼い主なのでした。

家族だからね。
四六時中甘い顔はしないのだー(笑

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