ひとりごとを言わなくなる唯一の方法。

実は私、最近ひとりごとが多いんです。
通りを歩いてる時にも何かとブツブツ
つぶやくようになってしまいましてね。
すれ違う人はさぞやキモチ悪いでしょうな。

私がそんなキモチ悪いヤツになって
しまったのにはハッキリとした原因が
ありましてね。

はい、コイツです。
茂みにむやみに顔を突っ込んだり
他の犬の残したニオイに惑わされたり
ノラ猫に無駄に挑発を繰り返したりと、
散歩中の素行が悪い彼に頻繁に
注意しまくっているうちに、私は
歩きながらブツブツ喋ることに対して全く
抵抗がなくなってきてしまったんですよ。

犬がいるときは「犬に注意する飼い主」
という構図ができているのでいいんですが、
犬がいないときはこりゃ単に「危ないヤツ」
ですよねー。

私が「静かに歩く人」に戻るには
彼が「注意されない犬」になることが必須
なんですが、まあ、ムリでしょうなぁ。

この上田城跡公園の二の丸橋の下の
けやき並木にはこんな看板がありましてな。

確かに地面にゴロンと太い枝が
落ちていることが時々あるんですけどね。
注意しろって言ったって、突然降ってくる
枝を避けるのはまずムリでしょうよ。

太い枝が頭直撃したら死にますよまじで。
なのでここを通るときは、降ってくるなー、
降ってくるならなるべく細いのにしてくれー
と願いながら歩いてます。